Amazonプライムで『35年目のラブレター』を観ました。最初はタイトルから「恋愛映画かな?」と思っていたのですが、娘にすすめられて観てみることに。思っていた以上に心に残る作品だったので、感想をまとめたいと思います。
あらすじ(少しネタバレ)
物語は夫婦の絆をテーマに、手紙を通して想いを伝え合う温かいドラマです。舞台は奈良。
家庭の事情で幼いころ、学校に行けず読み書きが不自由な主人公とその家族や周りの人々の関わり、夜間学校に行くことになってからの主人公の変化など、日常の風景や人の温かさが丁寧に描かれていて、観ているだけで温かい気持ちになります。
私の感想
奈良は私自身も住んでいたことのある場所で、映る景色に懐かしさを覚えました。
そして主人公(笑福亭鶴瓶さん)の大阪弁や不器用な姿が、昨年亡くなった父と重なって仕方ない。冬の寒い日に上着を羽織って自転車で出かけていた父の姿や、口下手だけど優しい人柄を思い出しながら観て、自然と涙が出てきました。
鶴瓶さん演じる主人公は器用に生きる人ではないけれど、その不器用さの中にある誠実さや温かさがとても心に響きます。私にとっては映画の登場人物以上に、父を思い出させてくれる存在でした。正直言って、母にはまだ悲しさ寂しさを思い出させることになるので見せられないな。と思い黙っていましたが、長女が私のいない間に母と見ていたというサプライズ・・・。
もちろん母は私以上に、父を思い出して号泣。でも笑顔も見せていたのでホッとしました。

長女が担任の先生に勧められたという映画だけあって、優しさを感じる素敵な映画でした。
家族みんなで見ても感動できる映画だと思います。
この映画が教えてくれること
観終わったあとに感じたのは、「大切な人に想いを伝えることの大事さ」です。娘がすすめてくれた理由も分かる気がします。『35年目のラブレター』は、恋愛映画というよりも、家族や大切な人の存在を改めて考えさせてくれる作品でした。観る人それぞれの想いと重なって、心に響く映画だと思います。
まとめ
『35年目のラブレター』はAmazonプライムで配信中。大切な人を思いながら観ると、より深く心に沁みます。
ぜひ一度観てほしい作品です。